『真夜中のオカルト公務員』って実際どうなの?に、まず答えます
「アニメや試し読みで気になったけど、原作漫画は面白い?」 「全17巻もあるけど、読む価値はあるのかな?」
この記事を開いたあなたは、そんな気持ちではないでしょうか。
先に結論をお伝えします。本作は、「妖怪×公務員」という新しい切り口のあやかし譚です。 舞台は、現代の東京です。そこで、妖怪や神々にまつわる事件が起こります。それを解決するのが、なんと公務員なのです。この設定が、実に新鮮です。しかも全17巻で完結済みです。だから、安心して一気読みできます。この記事では、1500冊以上を読んできた経験から本作を解説します。魅力だけでなく、正直に「向かない人」もお伝えします。
※この記事では、物語の核心や結末には触れません。安心してお読みください。
なお、記事内の表紙画像は、アマゾンの紹介リンク(商品ページへのリンク機能)のみを使用しています。
どんな作品か
本作は、たもつ葉子先生によるあやかしファンタジー漫画です。KADOKAWAの「月刊Asuka」で連載が始まりました。その後、Web媒体へ移籍します。連載期間は、2015年から2022年です。単行本は全17巻で完結しています。累計発行部数は、130万部を突破しました。2019年には、TVアニメ化もされています。
物語の舞台は、東京23区です。実は、全ての区役所には秘密の部署があります。その名も「夜間地域交流課」です。ここは、特殊な仕事を担います。それは、オカルト的な事象の解決です。
主人公は、宮古新(みやこ あらた)という青年です。彼は、社会人一年生です。そして、この課に配属されます。彼が関わるのは、「アナザー」と呼ばれる存在です。アナザーとは、妖怪や精霊、神々の総称です。一般の人には、認識できません。しかし、新には見えるのです。
さらに、新には秘密があります。なんと、あの安倍晴明の生まれ変わりらしいのです。アナザーたちは、彼を特別視します。本作が描くのは、**「人ならざる者と、人がどう共存するか」**という物語だと私は読んでいます。事件を通して、その難しさと尊さが描かれます(※これは私の解釈であり、公式の見解ではありません)。
【1500冊の目利き】ここが心に刺さる理由
あやかしものや、お仕事漫画を数多く読んできた立場から、本作ならではの魅力を3つ挙げます。
理由1:「公務員」という視点の新しさ
あやかしものは、数多くあります。しかし、本作の視点は新鮮です。なぜなら、主人公が「公務員」だからです。妖怪退治のヒーローではありません。むしろ、地道に対応する役所の職員です。だから、事件も「お役所仕事」として描かれます。関係各所との連携。地道な調査。この現実味が、独特の味わいを生みます。ファンタジーなのに、妙にリアル。このギャップが、本作最大の魅力です。
理由2:「アナザー」たちの魅力的な造形
本作には、多くのアナザーが登場します。天狗、天使、猫又など様々です。そして、その一体一体が個性的です。彼らには、それぞれの事情があります。人間との、複雑な関わりもあります。だからこそ、各エピソードに深みが出ます。単なる敵役ではありません。時に敵、時に隣人。そんな存在として描かれます。神話や伝承が好きな人ほど、夢中になるはずです。
理由3:「謎解き」としての面白さ
本作は、ただのあやかしものではありません。ミステリーの要素も持ちます。アナザーが起こす、不可解な事件。その真相を、新たちが解き明かします。しかも、安倍晴明のルーツも絡みます。物語が進むにつれ、大きな謎が見えてきます。一話完結の面白さ。そして、全体を貫く縦軸。この二つを両立させています。だからこそ、続きが気になって止まりません。
おすすめできる人/できない人
おすすめできる人
- アニメで作品を知り、原作の続きや細部を味わいたい人
- 妖怪や神々が登場する、あやかしものが好きな人
- 「お仕事もの」の、地に足のついた視点が好きな人
- 神話や伝承、安倍晴明などの題材に興味がある人
- 完結済みの作品を、一気読みしたい人
できない人
- 派手なバトルアクションを、主に求める人
- 明快で単純なストーリーを好む人(群像劇・謎解き要素があります)
- 絵の綺麗さを、最優先で重視する人(好みが分かれる部分です)
- ホラー要素が、極端に苦手な人(怖い場面もあります)
正直に言えば、本作は派手さで押す作品ではありません。じっくり世界観を味わう物語です。しかし、その独特の世界には、深い魅力があります。あやかしものが好きなら、間違いなく楽しめます。
読んだあとにできること・次に読むとよい作品
『真夜中のオカルト公務員』を読み終えたら、ぜひ実際の妖怪伝承や安倍晴明について調べてみてください。作品の背景が、より深く分かります。二度おいしい楽しみ方です。また、アニメ版を観るのもおすすめです。動くアナザーたちを、映像で楽しめます。
さらに、本作が気に入った方には、次の方向で作品を広げるのがおすすめです。当サイトでは関連作品のレビューも公開しています。
- 妖怪・あやかしを描いた漫画をもっと読みたい方はこちら →鬼灯の冷徹の感想と評価|全31巻・完結の地獄コメディを目利きが紹介
- 神話や伝承をテーマにした作品に惹かれた方はこちら →終末のワルキューレ漫画レビュー|アニメの続きが気になる人へ、読みどころを徹底解説、
まとめ:妖怪と人をつなぐ、真夜中の公務員。新感覚のあやかし譚
『真夜中のオカルト公務員』は、区役所の秘密の部署で、妖怪や神々に対応する公務員の物語です。安倍晴明の生まれ変わりである主人公が、様々な事件に向き合います。妖怪退治ではなく「お役所仕事」という視点が、実に新鮮です。全17巻で完結済みなので、一気読みにも最適です。アニメで気になった方は、ぜひ原作でこの世界の奥行きに触れてみてください。まずは1巻から、宮古新の不思議な公務員生活を覗いてみてはいかがでしょうか。
この作品を読む方法
『真夜中のオカルト公務員』が気になった方は、まず1巻から試してみてはいかがでしょうか。
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